- HOME
- » BLE(Bluetooth Low Energy)とは何か?
【5】BLE(Bluetooth Low Energy)とは何か?
BLE(Bluetooth Low Energy)とは何か?
ここまで、Bluetooth Low Energy(以降BLE)に関して書き進めてきましたが、
徘徊される人も、その家族や介助者もBLEと言われても何のことかわからないであろう。
検索は家族や介護者からの通報によって始まります。地域によっては、SOSネットなどの整備が整ってきているところも増えています。
しかし、すぐに発見できないことも多く、できるだけ検索できる多様な方法が必要であろう。
わかりやすくいえば、誰でも知っているテレビアニメの名探偵コナンの追跡メガネのように、
iPhoneやスマホやタブレットなどから見つけたい人物や物を捜索できるようになると考えるといいだろう。
名探偵コナンでは、小さな丸い発信器を取り付け、
貼りつけた人や物の位置を追跡メガネを使って位置を知ることも移動先を予測することができる。
この小さな丸い発信器をBLEを取り付けられた小さな丸い発信器、追跡メガネをiPhoneやスマホやタブレットのアプリと考えるといいだろう。
ボタン電池一つで数年稼働が可能なBLE
BLEとは、近距離無線通信技術BLEの拡張仕様の一つで、極低電力で通信が可能なもの。 2010年7月に発表されたBluetooth4.0規格の一部として策定された。免許なく使える2.4GHz帯(ISMバンド)の電波を用い、 最大1Mbpsの通信が可能。対応チップは従来の1/3程度の電力で動作することができ、 ボタン電池一つで数年稼働することができるとされている。各種のセンサーや体に身につける小型の装置などでの利用が見込まれている。
BLEの優れている点
認知症等で徘徊する人を直接介護されている人は40代から60代の方が多いので、iPhoneやスマホやタブレットとか、 近距離無線通信技術といっても、何のことかわからない人も多いだろう。ガラ系の携帯電話は使っていても、 無線といえば赤外線通信と思われる人も多いだろう。BLEは赤外線通信より優れていることを述べることにする。
BLEの6項目の利点
- (1)すっきり収まる
- ワイヤレスだから部屋の中がすっきりできる。赤外線の場合は中継器が必要な場合がある。 BLSは無線で機器同士を接続できるので、配線でごちゃごちゃするストレスが無くなりすっきりとする。
- (2)壁も通り抜ける
- 電波を利用して通信しているので、壁やガラスなどの遮蔽物があっても遮断されない。 たとえ風呂場でも防水機能さえつけておけば、受信ができる。
- (3)広範囲でも届く
- 赤外線のように近づく必要もなく、遠くまで繋がる。
- (4)大容量データーの通信ができる
- 赤外線のように近づく必要もなく、遠くまで繋がる赤外線では送れなかった大容量データの通信もできる。
- (5)画像や動画、音楽などのデーターをワイヤレスで楽々やり取りする事が可能になる。
- 外出中やオフィス、自宅など日常の色々なシーンで役立つ。
- (6)長く使える。
- 外出中やオフィス、自宅など日常の色々なシー消費電力が低く赤外線通信より低コストで、長時間使うことができることから、 電池の取り替えや充電も少なくすむ。
- 株式会社アイナス
- 滋賀県大津市真野普門1-23-15